②Z1000(2014)ABS SP-edition納車 初回インプレ
タイトルの通り、ついに納車しました。
そして派手にコケました!
それはさておき、体の感覚が慣れて自動補正してしまう前に初回インプレを。
感覚的なところは主にVFR800との比較です。
【スタイリング】
初見の感想は、凄い!の一言。低いし、小さい。
ゼロベースの初見では1,000ccオーバーのバイクとは思えないほどコンパクトである。
濃縮・凝縮感、塊感。
保安の観点で実家のガレージにて保管しているのだが、母親が車体を見るなり驚きの表情で一言、ショッカーに襲われないようにな、と。
バイクに興味がない人でも、このデザインには目を引かれるところがあるようである。
本バイクはその悪そうな顔つきがよく話題になるが、オーナーとしてはタンクの筋骨隆々感とピンっと張り上げたリヤシートこそ見ていただきたい。見るからにパワーの塊である。
はっきり言ってぶっちぎり唯一無二にかっこいいと思っている。
鈴菌B-KING以来の衝撃デザインである。
【乗り味】
またいだ感覚としては、シートが固い!軽い!また、前輪が近い、というより自分が前輪に乗っているかのような錯覚を起こした。
後輪がやたらと後ろにあるように感じた理由は不明。
おそらくホイールベースの長さとサスの形状によるものかと。
VFRは車体の真ん中にジャストフィットしているイメージで乗っていたが、Z1000は全く異なる。短い。
スタンドを上げるときの車体の起こしあげも実に軽やか。まぁこれはVFRが重かったのもあるだろうが。
ちなみに後日、スタンドをおろすのを忘れて立ちごけしかけたが、途中で気づいてフンっと持ち上げることができた。VFRであれば確実に逝っていたハズである。
ライポジについては、ハンドルとの近さや足の収まり具合は初めからベストポジションにピタッとはまる。
噂に違わぬライポジの良さを一発で体感できる。
ただ、少しひざは窮屈かもしれない。
身長180cmを超えると曲げが窮屈かも。
さて、初動。
初めての発進のために恐る恐るクラッチを握るが、アシスト&スリッパークラッチがないからといって重くはないと感じた。実に普通。むしろ軽い?
ギアを一速に入れると、ガシャン!と初めての噂のカワサキらしさを体感してにやけてしまった。
(ちなみにクラッチを握って、少し待ってからギアを入れると振動が軽減する、気がする。)
そして半クラ。車体の軽さとパワーが相まって半クラで楽々進んでしまった。VFRではこうはいかない。
一速、二速、三速とギヤを変速するが、ギヤがスコスコ入るため、本当に上げられているのか不安になる。
速い。実に速くスムーズに加速する。発進後わずか50mであまりの楽しさにニヤけてしまった。本当に軽くて速くて、トルクに押されて突き進んでしまうである。
楽しいと思う反面、自制心が試されるバイクであると即座に実感してしまった。回せば回すだけかっとべるバイクである。また、まわすと楽しくなってしまう吸気音が鳴き、排気音が吠えるのである。
VFRもVTECに入れた際の吸気音は実によかったが、VTECに入れるころには速度がそれ相応のスピードであるため風切音がそれなりであった。Z1000は低速~中速で楽しめるため、早い段階から吸気温を楽しめる点が非常に気にいった。また、エキゾーストサウンドも純正にしては実に良い音であると感じた。マフラーの見た目もよい。
走り出して初めてのカーブを恐る恐る突破。
想像以上にヒラヒラ感がある。軽さの恩恵かなと感じた。
ただ、リア接地感が薄いためかなんとなく怖い!これはサスセッティングが急務であると思われる。リアサスをもう少し抜く必要があると思う。
VFRのずっしり感、スムーズな曲がり心地とは全く異なるため、とても困惑する。
もしかするとタイヤ交換でも劇的に変化するやも。
そのサスの硬さについて
前後サスともにユーザーが自由にセッティングできるようにしてあるのは有難い。
サスセッティングについては先人の知恵がネット上に転がっているのでありがたい。
どうやらリアを2回転くらい抜くと、設定は改善されそうである。
身体もまぁまぁ慣れてきたところで、高速道路に入って加速テスト。
道路進入の際の加速がたんのしいいいっのナンノ。
めっちゃくちゃ速い。とにかく速い。フロントが浮き上がりそうで怖いので抑え気味のハズであるが、それでもめちゃくちゃに速い。
そして思った以上に風はきつく感じなかった。まぁこれは社外品のカウルがついているからかな。でもフルカウルのVFRからの乗り換えで、さほど苦しいと感じないということは、風の整流性能が優秀な証拠では。
まぁ初回インプレとしてはそんなところで。
ワインディングでの感想、ブレーキ性能、積載性などは次回以降で。
散文乱文のため、適宜加筆修正としたい。