Z1000とGRIII(GR3)のあるツーリング生活

この記録用ブログが読んでくださった誰かの役に立てばよきかな。

③Z1000 納車当日の転倒事件について

②記事のインプレ冒頭に記載しましたが、納車初日に転倒するという大失態を犯してしまいました。

9年以上乗ってて、なぜこのようなミスを。。。

 

自分なりに理由を考察してみたので、これからZ1000に乗る方が同じ惨劇に逢わないように記述します。(そんなヘマをする人は自分以外にいない気もしますが。。)

 

転倒事件は、納車当日のバイク屋から一旦帰宅して昼食をとった後の14時に発生しました。

場所は自宅から100mほど。大通りとも言える平坦な交差点です。

 

一旦停止をして、車が来ないことを確認して大きく右折して加速した瞬間

後輪がすべったかと思うと、気づいたら身体は右斜め上に吹っ飛び、おそらく肩から地面に落下して2回ほど転がりました。

すぐに立ち上がって振り向くと、バイクは左側に倒れて揺れておりました。

右折でタイヤが外側に滑ったのに、何故左側にこけている??

不思議に思いつつも、すぐに引き起こして道路わきに車体を寄せました。

(ガソリン満タンにもかかわらず、引き起こしが軽くてびっくり)

 

幸いなことに無限電光のエアバッグベストを着ていたため、体はほぼ無傷。

しかし、近所だからと油断していて上半身ボディアーマーは着ていなかったため、その後4日間ほどは満足に左肩があがらず。。

(奥様には転倒は秘密にせざるを得ないので、怪我もひた隠しに。)

話はそれますが、エアバッグはバイク乗りには必須だと思いますよ!

そこそこ派手に転がりましたが、ふわふわとしていて全く痛くなかったです。

交換ボンベも安く、すぐに復旧できたの助かりました。

 

話を戻して。

早速、バイクの破損状態チェック。おおぉ、無残。これはダメかもわからんね。という状態。修理費は軽く10万円以上コースに見えるほどの破損。

具体的には、(全て左)ブレーキレバー破損、ミラー破損、タンク凹みひっかき傷、ステップ破損(消えた)、シートカウル破損、社外スクリーンのてっぺんに傷、タンデムシートに小傷、マフラーに小傷、ハンドルエンドのゆがみと傷。

幸い、エンジンガードがついていたので、エンジン部は無事。

 

テンションはがた落ちなんてもんじゃないが、冷静に見ても低速でこけた割には被害がでかすぎる。。

 

そして気づいたのは、これはスリップダウンではなくいわゆるハイサイドだったということ。

(低速でただ下手くそにこけただけでハイサイドという言葉を使うのは本意ではないのですが、スリップしたタイヤにグリップが復帰し、反対側にこける現象はハイサイドの定義に当てはまると考えるので、便宜上使用します。)

 

その証拠にスクリーンのてっぺんにも傷がついている。

恐らく、車体は一回転はしてしまったのかもしれない。そうじゃないとここまで破損がでかい説明がつかない。

綺麗にスリップダウンだけであれば、脚の怪我とミラーとマフラー傷くらいで済んだのになぁと思いつつも、とりあえず乗って帰りました。

こけたのに、一発でエンジンかかったのが不思議でした。

 

帰宅して、あらためて車体チェックしながら純正部品の品番確認をしましたが

なんと、部品代は全部で2万円程度におさまりました!さすが国産!

(タンクはパテ埋めしてカーボンシールで目隠しとしたことが安価の秘密。)

シートカウルが左右分離で、しかも1万円未満だったことにも衝撃。

見た目の質感が良い割には、修理が安価で済む良いバイクです。

(なお、修理交換作業は憐れに思ってヘルプで来てくれた友人に教わりながらやりきりました。)

 

車体も直ったところで原因を追究してみた結果ですが、下記2点かと思います。

 

①タイヤが冷えていた&少々路面が濡れていた。

冬の雨上がりですからね、滑って当たり前ですよね。

 

②アクセルをワイドオープンした。

VFRではそれでもまったく問題なかったです。車体の重さとサスとタイヤによるものかと思います。

 

話をひっぱった割に、原因として挙げるのは当たり前すぎるこの2点です。

まず、Z1000は軽い割にパワーがありすぎるのです。

そして、アクセルをあけたら楽しいのです!

 

これから乗る方には、基本動作ではありますが

カーブではパーシャルスロットルで徐々に加速することを徹底してほしいと思います。

 

車体感覚に慣れないうちのカーブでは

アクセルを一定の開度で保ち、車体が地面に対してほぼ垂直に至ってから、ぐんっと加速するようにするのがよいと思います。

当たり前のことなのですが、、、

これほど軽くてパワーのあるバイクは滅多に無いので、乗り換える人は皆、Z1000より少ないパワーに慣れてしまっているはずです。いつもの癖でアクセルを開けると吹っ飛ぶと思ってほしいです。

うっかりワイドオープンしただけでタイヤがずるっと行くほどのパワーがあるということは肝に銘じておくべきだとおもいました。

 

タイヤといえば、VFRではパイロットロード4を履いていましたが

Z1000に純正装着されているダンロップのタイヤは専用設計OEM?といえど、PR4ほど性能のよいタイヤではないはずです。

乗り換え前は、皆さん思い思いのマイタイヤを履いていたかと思いますが、その点の勝手も異なるので注意が必要だと思いました。

今のタイヤは溝が少なくなったら、すぐにPR4に履き替えようと思っています。

純正タイヤも悪いタイヤではないと思いますが、PR4の柔らかい乗り味の方が好みです。

 

また、転倒対策ではないかもしれませんが、リアサスペンションを緩めることも有効かと思います。

転倒して修理完了後の試走で120kmほど走りましたが、やはり初期設定ではリアサスが硬すぎてワインディングが怖いのと、内臓が小刻みに揺れて気持ち悪くなります。

 

先人のブログを読み漁り、リアサスのプリロードをマイナスドライバーに2周ほど緩めてから、初めてのロングツーリングに出かけましたが段違いに乗りやすくなりました。

容易にマイセッティングにすることができるのも、Z1000の魅力だと思います。